社内IRCの設置

IPMessengerやE-mailのように相手を指定できるツールは情報共有には向かないです。ミスや思い込み(この人には送らなくていいだろう)による伝達漏れが起きてしまいます。


そこで、以前から導入しようと思っていたIRCをようやく入れました。
ツールを入れるのが難しかったのではなくて、それを使わせる方が難しく今まで躊躇していました。原則IRCは全員が入ってないとメリットが無いと思います。それができないなら別にIPMessengerで良いんじゃないかと。が、今回わけあってそれができるようになったので入れてみました。


参考リンク
“社内IRC”を駆使するエンジニアの仕事術とは――モバイルファクトリー・松野徳大さん - ITmedia エンタープライズ
http://d.hatena.ne.jp/ikuo5710/20070413/1176482661

IRCサーバソフトウェアをインストール

IRCnet-JP 情報提供サイトにあります。hemp2の意味が分からんかったス。
ダウンロード・コンパイル・インストールします。

% wget http://www.ircnet.jp/dist/server/jp-patch/irc2.10.3p7+jp6.tgz
% tar zxvf irc2.10.3p7+jp6.tgz
% cd irc2.10.3p7+jp6
% ./configure --prefix=/usr/local
% cd i686-pc-linux-gnu
% make all
% su
# make install

設定は良く分からなかったのですがこんな感じになりました。

# /usr/local/etc/ircd.conf
M:(ごにょごにょ):6667
A:(ごにょごにょ)
P::::6667:
Y:20:180::100:18760:16.16:32.32
I:*@*::::20

Yの最後の2項目は、小数点以下を書かないと同一ホストから複数接続できず、tiarraPlaggerを同時に動かせませんでした。ここ結構はまった。

そんでircdを起動しておく。

% /usr/local/sbin/ircd -c

ログ収集用にtiarraを設置。

Tiarra : Archiveからダウンロードして展開するだけ。
何やら色々ボットらしいことができるみたいですが、ログ収集だけさせました。(tiarraを入れずにPEO::Component::IRCで書いても良かったかも)

設定はこんな感じで。

# tiarra.conf
general {
  nick: IRCLogger
  user: IRCLogger
  name: IRCLogger
  notice-error-messages: 1
}

networks {
  name: ホスト名
  default: ホスト名
}

ホスト名 {
  host: ホスト名
  port: 6667
}

+ Channel::Join::Connect {
  channel: #チャンネル名
}

+ Log::Channel {
  directory: logs
  filename: irc.%Y-%m-%d.log
  header: %Y-%m-%dT%H:%M:%S+09:00
  mode: 644
  dir-mode: 755
  sync: sync
  channel: ディレクトリ名 #チャンネル名@ホスト名
  channel: _ *
}
+ System::Error {
}

+ System::Pong {
}

そんでtiarraをデーモンとして起動しておく。

% /usr/local/bin/perl ./tiarra --quiet

あとは全員にIRCクライアント(LimeChat)をインストールしてもらって、スタートアップに入れてもらった。


準備は整ったので、早速Plaggerでごにょごにょ飛ばし始めてます。これからどうなっていくか分かりませんが、わりと揉めることなくスタートした感じ。